焼酎には様々な種類があります。その中でも世界的に人気の薩摩焼酎を中心に鹿児島の麦、米、黒糖焼酎を詳しくご紹介します。
また、オススメの飲み方も紹介しますので、これから焼酎を飲んでみたい方やお酒の知識をつけたい方にオススメの記事です。
薩摩焼酎とは
薩摩焼酎とは、鹿児島県で造られた芋焼酎のことを言いますが、薩摩焼酎と名乗れる銘柄の焼酎はWTO（世界貿易機構）のTRIPS協定（知的所有権の貿易関連の側面に関する協定）の厳しい審査を全てクリアしたものだけです。
また、鹿児島県産の芋と水を使い、鹿児島県内で製造・容器詰された本格焼酎のみであっても米焼酎や麦焼酎には薩摩焼酎の表記はできません。
薩摩焼酎はこの世界機構の定めた基準をクリアしているため、2005年に地理的表示の産地呼称として認定され、世界的に認められるスコッチやバーボンに並ぶブランドとして確立されました。
オススメの薩摩焼酎
４つの薩摩焼酎を紹介します。３つは鹿児島県日置市の蔵元の西酒造株式会社が作っている宝山シリーズの焼酎です。もう一つは、屋久島の焼酎です。
薩摩宝山(さつまほうざん)
地元吹上町で代々農業を守る農家さんに大切に育てていただいた黄金千貫芋を創業時の160年前と変わらぬ思いで醸した焼酎です。柔らかいがくっきりした心地よい芋の香りに、芳醇でしっかりとした味わいに仕上がっています。
芋をしっかりと感じさせながらほんのりとした甘みと柔らかさを感じる飲み口の心地よさは焼酎好きにはたまりません。
味は上品で香ばしく、深みのある香りと口当たりなめらかで濃厚な味わいと豊かな余韻が楽しめる焼酎です。
ロック、水割りがオススメです。また、芋の香りや風味を楽しみたいのであればお湯割りがオススメです。
富乃宝山(とみのほうざん)
淡麗辛口の焼酎です。
薩摩宝山と同じで黄金千貫芋を使った焼酎で、米麹には酒造好適米に黄麹を用いてじっくりと低温で醸し、そして常圧と減圧の両方を駆使した独自の蒸留方法で仕上げています。柑橘系の爽やかな香りにすっきりとした口当たりが特徴です。口に含むと芋の甘味と旨味をしっかりと感じることができます。
ストレート・ロック・水割りがおすすめです
吉兆宝山（きっちょうほうざん）
厳選した黄金千貫芋を原料に、黒麹を用いて一次・二次共にカメ壺で仕込んだ本格焼酎です。昔ながらの造りによる風味と味わいが楽しめます。甘味とコクのある輪郭のはっきりした力強い仕上がりで、奥深い芋の旨味と香りの余韻が長く続きます。
しっかりとした作りなので、どんな飲み方でも楽しめますが、オススメはお湯割りです。
三岳(みたけ)
世界自然遺産に登録された屋久島にある三岳酒造が造る焼酎です。三岳は厳選された鹿児島県の黄金千貫芋を原料に白麹を用い、カメ壺で一次仕込みを行い醸されます。仕込み水は屋久島の原生林で濾過された屋久島の名水を使っています。
独特の風味を生かしたまろやかな飲み口、爽やかな酔い心地で、後味は爽やかです。
飲み方は、ロック・水割りなどもいけますが、人肌ほどのお湯で割ると甘味が増します。
三岳という酒名は、世界自然遺産の島・屋久島にある３つの山（宮之浦岳、永田岳、黒味岳）から命名されました。
薩摩焼酎以外にも鹿児島県では焼酎を作っている
鹿児島県の芋焼酎が世界的にも人気なので、鹿児島県の焼酎といえば芋焼酎の薩摩焼酎と思う方が多いと思います。実は、鹿児島県には薩摩焼酎以外の有名な米焼酎や麦焼酎を酒造している蔵元があります。ここからは、芋焼酎以外に鹿児島で作られている焼酎をご紹介します。
一粒の麦(ひとつぶのむぎ)麦焼酎
原料は国産大麦と大麦麹を用いて丁寧に仕込み、麦焼酎の理想を求めて常圧蒸留することにより、原料である麦本来の旨味を余すことなく引き出しています。
香り立ちは軽快でシャープな印象、ベースの香りは麦の香ばしさが感じられ、芋焼酎と肩を並べるほど濃厚でまろやかなコクと旨味、柔らかい含み味を引き出しています。
飲み方は、ロック、水割り、お湯割とお好みに合わせてお気軽にお楽しみください。
天誅(てんちゅう)米焼酎
魔王蔵・白玉醸造の風味豊かな焼酎です。酒質ですが、米焼酎が持つ深い味わいと芋焼酎ならではのまろみが調和し、風味豊かに仕上がっています。飲み方は、ロック・水割りがオススメです。
まとめ
焼酎は種類がたくさんあり様々な味を楽しめます。「美食堂 錦紅湾」では、おいしい薩摩焼酎などお酒に合う美味しい鹿児島県の産地直送した地鶏を使った鳥刺しや豚レバテキや牛たたきなど、他店ではなかなか味わうことのできないものも、リーズナブルな価格でご提供させていただいております。薩摩焼酎とお酒に合う料理も食べたいとお考えの
